おひさまクラブ幼稚園では、年に一度保護者と職員に「おひさまクラブこうだったらいいのにな」というアンケートを集めています。以下は、その内容をまとめたものです。
2024年度「おひさまクラブこうだったらいいのになあ」アンケートのまとめ
2024年度末にはアンケートのご協力ありがとうございました。全体をまとめてみましたのでご覧ください。貴重なご意見、ご提案をいただき感謝しております。おひさまの関係者みんなで共有し、早速、対応できたこともあります。まだの点においては今後、おひさまを外から見守ってくださる方々にもご覧いただき、助力のご協力などいただけたら幸いです。
おひさまクラブは、職員も保護者も支援者もみんなで力や知恵を出し合って子どもや子どもと共にある人が楽しく暮らせるようにする所です。ご意見、ご提案をお読みいただき、「私はこう思う。私だったらこうする、こうできる」ということなどを、またどしどしお寄せください。
よろしくお願いいたします。
2025年11月
学校法人ちいさがた学園おひさまクラブ幼稚園園長 桐島真希子
〇の後は感想・意見 ➡の後は提案 太字下線は修理済または園長の考え
1.保護者の皆さんからの「こうだったらいいのになあ」
<遊び>
〇外でも中でも楽しく過ごしているようで不満に感じるような事はなさそうです!遊具も(特にうんてい)日々楽しんで使用しており、山に行くことも楽しそうです。中での折り紙、編み物など、自分で作った作品が増えていくことも嬉しそうです。
それぞれがそれぞれの場所で自分の楽しみを見付けられることが有りがたいです。
また、お友だちとさらに楽しみを共有していることが素晴らしいなと思います。引き続き、たのしいたのしい遊びの庭(ば)であってほしいと思います。
〇「今はやりたくない」などもいい方向にきいていただきありがとうございます。
〇突然のお出かけはやっぱり楽しいようです。今後も無理のない程度でお願いします。
〇いつもおもいっきり遊べて楽しそうです!!
➡ミニ運動会とかあっても楽しそう
楽しそうですね!かけっこや玉入れやしっぽとりや借り物競争←ぜひやりたい(笑)大人も子こどももごちゃごちゃになってみんなでやったら、、、と想像するだけでワクワクします。「運動会」という言葉が「一斉に、揃って、子どもだけ、観客、一生懸命、、、」等のイメージがあり、おひさまだとちょっと違和感があるのでなにかいいネーミング、ないですかね?募集します!
〇雨の日も晴れの日も毎日本当によく遊ばせてもらっていると感じています。あたたかく見守って下さる日々に本当に感謝しています。
〇冬季、雪が降ったり、降る予報が出た時には、いつおひさまで雪遊びができるか分からない。(おひさまの積雪状況が分からない)
➡冬季はスキーウェアをおひさまで預かってもらいいつでも雪遊びができるようにしてもらえるといい。
預かっておくのもいいですが、朝から雪が降っていればスキーウェアを着て登園したいこともあると思いますのでそのような時はどうしたらいいか?雪遊びからだんだん泥遊びになっていくことがよくあり、おひさまで洗濯して乾かして、、、ということは難しいので持ち帰っていただきたいと思ったり、色々な状況がありますので基本的には通常の着替えと同じような扱いでご理解お願いしたいです。(汚れた時と週末は持って帰る)
もし急に雪になった時になければ園のものを貸してあげています。
〇自然のターザンロープが楽しそう。子供も気に入っているが、自然のものだからいつかこわれるかな。でもそれがいいのかな。見守ってくれてありがとうございます。自然発生したものを遊びに変える子供がすばらしい。
<暮らし>
〇落ち着いて過ごせているように感じています。みんなで食べるお弁当やおやつが本当に楽しみな様子はいつまでも変わらないです!懇談会に参加した時に暮らしの様子が聞けるのが楽しみです。
〇お弁当の後のハミガキをしている事をききました。「お弁当の後、ハミガキおねがいねえ」と話すなどして習慣になったようでよかったです。
〇たくさん食べてくれるのですが時間がかかってしまいます、、、食べきるまで見守って下さりありがとうございます。
SNSで「ごちそう様でした」を言わない学校が出てきているというのを目にしました。給食費を払っているからというのが理由だそうですが何かちがうと感じます、、、生き物の命をいただく事、野菜など作ってくれる人がいる事、そういったことに感謝できる人になってほしいと思います。
おひさまでは今、どうやっているかと言いますと、お昼の時は用意ができた人、食べ終わった人がそのタイミングでそれぞれ近くにいる大人や友だちと一緒に「いただきます」「ごちそうさまでした」をしています。異年齢の人たちが一緒に生活しているので、全員用意ができるのを待つ、食べ終わるまで「ごちそうさまでした」をしないというのは不自然ですし、そこは無理しなくてもいいという考えです。
おやつの時は、おひさまで提供しているということ、たくさん遊んで疲れた心身をほっと一息、癒してほしいという気持ちや、いなくなっている人はいないか、みんなで同じものを一緒に食べるのも楽しいと感じてほしいなどという気持ちで、みんなで一緒に「いただきます」をしています。「ごちそうさまでした」はそれぞれです。
〇のびのび毎日気持ちの良い場所で遊べて嬉しいです。
〇おやつとお弁当の前の手洗いが気になります。食事の前は必ず手をきれいにする習慣を身に付けてほしいなあ。
➡スタッフの方の負担になってしまうかもしれませんが、やはり小さな人は習慣になるまで声かけをして一緒に手洗いを誘ってもらえたら有り難いです。既にやってもらっているのかなあ。一生懸命遊ぶからいつも手が真っ黒ですね(笑)
本当にそうですよね。なので、お弁当やおやつの前は手を洗うよう個人的にも誘っています。その成果もあってかな?最近は習慣になっている人が多いと思います。また、流行りの風邪など増えてくるなどした時はより手洗いに時間をかけられるようにみんなで確認する等していきたいです。
〇お迎え時間にロッカー前に荷物、おもちゃなどが散乱していることがよくあります。少しずつでも自分のものを管理するぞ~と習慣がついていけばいいなあ
〇懇談会でお弁当を完食できる、できないの話が出ました。
➡全部食べられた時には「全部きれいにたべました」と書いてあるカードをお弁当箱の中に入れてもらうのはどうでしょうか。(スター組さんだけでも)
お弁当は嬉しく楽しく食べてもらえばいいので、お子さんが好きなものをたくさん入れてあげていただければありがたいです。楽しく食べられるために「ごほうび」があってもいいのでは?というご提案はありがたいので、たまにやってみてもいいと思います。その前に、皆さんと「おひさまのお弁当についての考え方」を共有したいので、創設者であり理事長のおじちゃんの思いを載せました。おやつについてはおばちゃんです。
お弁当のある風景
おひさまの昼食は、それぞれの家庭がこどものために用意したお弁当です。毎朝こどもたちと一緒におひさまにやって来ます。カラになったり、残されたりして、それぞれの家庭に戻っていきます。
幼い人にとって、それぞれの家庭の暮らしを匂いや手触りや味覚で感受していく体験のくりかえしが生きていく力のベースになります。お弁当を携えたこどもは、集団の中の一員であっても野山で冒険していても家庭を携えているのです。
暮らしの実感を日々伝えるお弁当は、消費社会の中で生きていくこどもたちに、その渦にのみ込まれないためのメッセ-ジを伝えてくれているのだと、おひさまクラブ幼稚園は思っています。
おひさまのおやつは、こどもと何をして遊ぶかとか、どう世話するかと同様、その日の天気や気温、こどもの様子、到来物の有る無し等によって良い塩梅に用意するのが腕の見せ所なのです。
こういう時だからこういう物が食べたかったんだ、というように感じてもらえるようなおやつを作っていきたいものです。(2005年おひさま通信「特集:おひさまの食卓」より抜粋)
<環境>
〇久しぶりに山へ行くと整備が行き届いていて驚いたことがありました!!
〇ふと文庫の整理をしていない(親の会として)かも?と思い出しました。文庫の利用方法などもまたお知らせあると嬉しいです
〇自然の中でのびのび生活できることに感謝しています。おひさまに入ってから四季を今まで以上に感じられているようです。
〇オクレンジャーでの情報共有ありがとうございます。メールを開かなかったりなどしてすぐに確認できていないこともあり申し訳ないです、、、
〇すすはらいの時に子どもがマスクなしで室内にいてほこりがすごくて咳や鼻水をだしている子がいた。
➡見ていて喘息なども心配になったので、入るのを止めるか、子どももマスクをした方がいい。
心配になった時にどのように対応されたのでしょうか?心配に感じたらこどもたちのために外に誘っていただきたいですね。(作業よりも優先していただきたいです。)
〇雨の日などはやはり降りるときに斜面がどこも滑りやすいと感じます。でも冬はソリ滑りもあるしスクーターもあるので階段というわけにはいかないか~と思うと在園はそれに慣れてしまうのですが(笑)おっとっと~!といいながら楽しく?かけおりています。
<安全>
〇朝のスタッフさんたちの共有の時間(打ち合わせ)とても良いし、続けていってほしいのですが、その時間、子どもたちをだれが見ているのか気になって見ていました。
〇スタッフの方の朝のミーティング時間の子どもの見守りが少し気になります。1日を過ごすうえでスタッフの方にとって大切な時間なのだと思いますが、何かあった時に誰も状況が分からない事態になるのは良くないなと感じました。
➡ミーティングの時間だけでも子どもたちの過ごす場所を制限したり、せめて室内にスタッフの方が一人でも居る様にするとか??
今年度より、おばちゃんが部屋の中にいてくれています。または庭に誘ってなるべく子どもたちの姿が見えるようにしています。
〇下の門もとても立派になりびっくり!!かつてのおひさまを思い返した際に上の門を変え、コンクリを打った事などを思い出し、おひさまの進化を感じました。十分安全を守って下さっています。
〇整地された所ではなく地形を見て感じて身体が自然と動く!自分で危険を察知し挑戦する!暑い日も寒い日も見守りありがとうございます。
➡片付けや整備など人手が足りない時、声をかけて下さい。どこまで手を出したらいいのかな?と話しています。夫も子どもや園と関われる事、とっても楽しいようです。
〇入口の門を年中、年長さんたちはがんがん自分で開けてしまうので、手が届かないような高さのある門の方がよいのでは?(本日は多分、小学生ですが門が全開で開けっ放しでした、、、)
〇お迎えに行くと自分で門の鍵を外し、駐車場へ走って行き、保護者が来るのを待っている子がいて、見ていてヒヤヒヤします。
上の門にナンバーロック錠をつけました。その後は子どもが勝手に開けて出て行ってしまうということはなくなりました。懇談会で荷物や子どもを抱きかかえていると不便だという声も聞かれましたが、安全のためにご理解、ご協力をお願いいたします。
〇入口横の網の所など、小さい子が一人でくぐり抜けて入ろうとしている所を見たことがあるので心配。
〇文庫前の床板に釘が出てしまっている部分があったような、、、木も痛んでいる部分が危なくないよう定期的に点検してもいいかもしれません。
➡年2回のすすはらいの時やプレイデイの日に親の会の方で5分でもいいので危険個所がないか見回りする時間を作ってもいいかも??口頭で伝えて皆で気にして見るようにアナウンスするでも◎
日頃から職員も、危ない場所は伝え合って、必要であれば修理していますが、そのような機会があったらありがたいですね。
〇上の駐車場とコンクリを打ってあるはじめの境目あたりにたくさん雨(雪)が降ると大きな水たまりになってその範囲が広がっている気がします。そこをよけて道路側に歩いた時に車と近い状態になりがちです。
➡砂利など入ると違うかなと思います。
お待たせしていてすみません。冬が来る前に入れます。
〇上の門のところの車両止めの亀裂(?)が大きくなったような気がします。
亀裂の部分を切りました。
<その他>
〇おひさまの魅力の1つのキャンプ!なかなかむずかしいかもしれませんがキャンプ組さんだけでなく親子キャンプができたらなあ~なんて思っています。
〇コロナ、インフル以外でも流行っている病気があれば共有してほしいです。(病院に行ったりすると必ず聞かれるので)
〇おひさまの駐車場が狭く、イベント時は毎回所さんの駐車場から乗り合わせて参加、というのが不便に感じています。
➡有料になっても構わないのでどこか近くに駐車場を用意してほしい。
バザーの時に「日置電機第二工場」を無料で借りました。(NPOから謝礼はお渡ししています)
今後も継続的に貸していただけることになりました。
〇ハイキング部の活動が少なく残念でした。
➡予備日を設定する。日曜開催の日があってもいいと思う。
ハイキング部は山好きの人の有志の会ですので、提案や企画も自由にしてください。例え少人数でも色々な山に登ってみたいので日曜日でも行きたいです!!(ハイキング部随時募集してます)
〇昨年はおひさまキャンプの場所がおひさまということが多かったと思う。たまには青木などキャンプ場にも行ってほしいなー。
〇おやつについて。もしできましたら白砂糖からきび糖やてんさい糖などに替えてもらえたらと思います。
➡小麦のものから米や米粉をつかったおやつもときどきあったら嬉しいです。
白砂糖は使っていません。米や米粉のメニューについては「こねつけ焼きもち」「いなり寿司」「巻きずし」「だんご」などがあります。他にも何かいいアイデアがあれば教えていただきたいです。。
〇親の会の倉庫の位置が門の外になり、出入りする時、子どもも出たがりちょっと困る。
➡できれば元の場所に戻してほしいです。
〇インスタでの写真で日々の活動を知ることができて非常にありがたい。
〇なかなかおひさまに行かれず、不安なこともあるため連絡帳から教えていただく様子で安心してます。でも無理ないようにしてくださいね。
2.職員からの「こうだったらいいのになあ」
<遊び>
〇おひさまに通っている子どもたちが毎日毎日、何か楽しいことが見つかればいいなあ。と思って働いています。
〇おひさまから歩いて行ける散歩コースが大きく分けて3つあります。恵まれた環境を活用しないのはもったいないです。
➡もっと散歩に行きませんか?
〇ブロックや電車、工作で安心できる人もいるので、室内遊びが充実できるのも良いが、戸外へも目を向けられるように向けていきたい。
➡草花での遊びや庭での常設工作コーナーも作っていきたい。見守れる環境があればかなづちや釘での工作も考えたい。チョークでいたずらがきコーナーとか。
<暮らし>
〇畑でレタス、トマト、大根などの植物を作るのが楽しかったので今年度も子どもたちと一緒に楽しく作っていきたい。
〇四季折々の遊びやイベントがあり季節を感じながら過ごせていると思う。
〇1日の時間の流れも無理なく子どもたちに定着しているので、良いことだな、、、と思っています。
しかし、大人の人手が少ない日はお弁当の片付けやいろいろと子どものペースに合わせられない事があるので心苦しいです。
➡どの部分で大変など、具体的に見通して声に出していこうと思っています。
<環境>
〇エアコンがついてよかったです。
〇バスの出入口がすっきりして出入りもしやすい。
〇おひさまの季節の草花などを遊びや食にどんどん取り入れていきたいです!!
➡卒園保護者も巻き込んで部活形式でお手伝いにきてもらい、子どもたちの活動の充実に向けていけると嬉しいです!!
<安全>
〇きがささくれている所が増えてきた。(机、椅子、すのこ等)
➡ヤスリでこするなどやれたらいいなあ
〇山も庭も整備されていて安全だと思う。ただ外のソファがひっくり返って危ない場面があった。
➡少しくらい不安定でも良いと思うけれど完全には倒れないようにしたほうがよい
柱の前に置き、ロープで縛って固定しました。
〇遊びの細かなルール、その他、職員間でも統一されていないこともあるので、統一すべき点としなくても良い点と職員会で話せたらいいな
<その他>
〇これからも人数が少ないからこそできることを思いっきりやっていきたい。
〇今年度、大きなケガや事故がなく過ごせてよかったです。来年度も無事故で過ごせていけるよう気をはっていきたい。
〇親の会の楽しんでおひさまに参加している姿が子どもたちにも伝わって賑やかな1年だったと思います。
〇雨や雪を外遊びができない理由にしたくないと感じています。
➡カッパや長靴の常備してもらう
行事以外の日でも保護者やOB、地域の人などいろいろな方が遊びに来れるおひさまになると「大人が出れないから中で遊ぼう」ということにはならないかもしれない。


